今回は90's regular501の特徴的なデティールを確認してみたいと思います。
今回は1995年~2003年までの米国製のモデルで色が濃く、色持ちも良いのが特徴です。米国最終品などとも言われ、リーバイスの直営の米国工場で作られた最後のものです。
私が以前紹介したものを混ぜて紹介したいと思います。ウォッシュ数が違うので色味は変わりますが、同じモデルです。
先ずは紙パッチ
黒太文字の501が特徴です。
黒太文字で501xxと書かれているものもあります。
続いて赤タブ
スモールe
バックポケットのカンヌキは金色
当然、バックポケットに隠しリベットはありません。
アーキュエイトステッチ
深すぎず、浅すぎず、個人的にはずっと見てきたお馴染みのアーキュエイトステッチです。
ポケット裏ステッチ
この年代はチェーンステッチで金色。
ボトム
この年代はレングスカット無しでもシングルステッチです。ステッチは他と同様の表裏金色。
そして、アウトシームは脇割、色は白ステッチ。
インシームは金色と紺色の2色使いでダブルステッチ、内側は巻き縫い。
この辺が主な特徴です。
続いてもう少し深掘りしていきましょう。
リベット
表はどの年代もブロンズですが、この年代は裏側もブロンズです。
裏側の腰ステッチは上下チェーンステッチ
トップボタン横は平行ステッチ金色
股カンヌキはフロントボタン下、フライ部
トップボタンの刻印は3桁でボタン裏は丸みがあるのが特徴です。
コインポケット
割と上に付いています。
セルビッチはなく、チェーンステッチ
品質表示ラベル
95年製
注意書き少なめ
それ以降
日本規格 日本語
US規格
英語のみ
裏面
デカい刺繍のタグが特徴です。
95年と03年では多少違いはあるものの、大きな違いはありません。
色も濃く、色残りも良いのが特徴です。
この年代はレプリカや復刻もなく、10年位前までは評判も高くなく、レギュラー501と呼ばれていたほどです。ただ、近年は再評価され、価格の上昇が著しいですが、中古であればまだ安く買うことができます。
元々注目度の低いモデルだったので、このモデルを詳しく紹介している本はほぼありません。
なので、細部を細かく紹介したいと思いました。