今回はスウェット生地の色落ちについて調べてみました。
スウェット生地が色落ちする。濃い色が色落ちしたことをフェードすると表現されます。
上は黒色のTシャツの色褪せが激しい部分と少ない部分を隣に並べて撮影しました。色褪せをフェードすると表現しています。
ではこの色褪せはどのような生地に起こり易いかと言うことも調べてみました。
フェードとは本来デニム生地の色を表す色で、元の濃紺色に対して、水色かあるいはそれよりやや濃い目のところまで脱色した色を差しています。
ただ、今回はスウェットの色褪せについてお話したいと思います。
スウェット生地は混合素材が多く、コットンとポリエステルの混合の物が多いです。では、この配合の違いによってどう違うのかです。
コットン100%のスウェットがあったのでそちらから。
このスウェットはprintstarで写真のプリントスウェッ
トやデザインプリントを行う時に良く使われる紺のスウェットです。
次はコットン50%ポリエステル50%
こちらは以前紹介したラッセルの紺のパーカーです。
上は混合、下はコットン100%です。
年代はコットン100%の方が新しく、3年位しか着ていません。混合素材は90年代のものなので、20年以上前のものです。
こうして見てみると、コットン100%の方が色褪せが激しいです。
リバースウィーブあたりだと
90%コットンなので、色褪せ(フェード)します。
逆に50%の混合素材のものはあまり色褪せがみられません。フェードした感じのものが好きな方はコットンが多いものを選びましょう。色褪せた感じが嫌いな方は混合素材のものを選びましょう。
因みに、50%混合素材のものは、着込むと毛玉のようなものが出来てきます。コットンが多いものは毛玉はできません。タグが欠損しているものはこの辺を判断基準にしましょう。
ただ、日焼けによる色褪せはどちらも起こりますので、肩など部分的に色褪せがあるものはいわゆる「焼け」で日焼けです。