今回は個人売買サイトで偽物のジーンズが販売されていたので、注意喚起の為、紹介します。
今回販売されていたのはLevi's501 110周年モデルです。私のブログでも以前紹介しているモデルです。
No.110 LEVI'S 501-XX 110周年復刻 - My vintage collection
これは中古ですが、本物です。
本物と見比べていきましょう。
こちらはほぼ新品、未洗いの状態だそうです。
既にオークションは終了しています。
ではまずはトップ画像
パッチ 私がブログで紹介した後期のモデルのように見えますが、501の印字が違います。
本物
続いてスレーキ
110周年の印字が違います。
後にアップ画像がありますのでそちらで比較します。
品質タグ
フォントが違います。こちらは555バレンシア工場。
また、写真の感じだとラベルが本物より柔らかそうです。
本物 555バレンシア工場
110周年スタンプアップ
本物が印字を読めない程かすれていることはないと思います。
本物
見づらいですがトップボタンの刻印は501
質問に書いてありました。
このモデルはカタログにバレンシア工場で生産と記載されていますので、トップボタンが501はないです。501工場はニューメキシコ州アルバカーキ工場です。
本物、このモデルは555のバレンシア工場しかあり得ません。品質タグとも一致。
説明文
これを販売していた古着店が本当にあったのか疑問ですが、販売していたのであれば、そのお店の信用問題ですね。
今回、¥19,000で終了していますが、相場なら3万円は超えていると思います。
二次流通で購入するので、正規販売店で購入出来ないのは仕方ないですが、販売者は本物を売らないといけないと思いますし、真贋鑑定が出来ないのであれば販売はしない方が良いと思います。
購入者はインターネットで購入する場合は情報が少ない場合が多いので、少ない情報の中でどう真贋判断をするかが重要になってくると思います。
特にプレ値が付いているものは注意が必要ですし、サイトで真贋保証をして判断しているサイトもありますが、結局最後は自分の目になってくると思いますので、判断する目を養うことが一番大事だと思います。本物を沢山見るこれに尽きると思いますが、高いお金を払うなら絶対に偽物を掴まないようにして下さい。
ヤフオク!で偽物の古着を購入した場合、出品者と落札者のやり取りでヤフオク!は関与してくれません。大抵の出品者は偽物であろうと、ノークリーム(NC)、ノーリターン(NR)と記載してあるから文句言わないでくれ!画像できちんと判断してくれ!と言ってきます。商品の状態に対してノークリーム、ノーリターンは分かりますが、偽物を販売すること自体が違法なので、偽物を販売したことに対して、ノークリーム、ノーリターンはおかしいと個人的には思いますが、そんな出品者が多いのも現実です。
個人売買は安く買うこともできるかもしれませんが、リスクが高いことも承知して下さい。
最近、90年代のTシャツの値段が高騰していますが、こちらも注意が必要です。古いボディに偽のプリントを入れてあるもの。オリジナルには存在しないボディにプリントされているもの。粗悪な偽物様々あります。私が古着紹介の動画を見ていた中でも、某有名店の紹介でそのプリントはそのボディのものはないと思うものが2万円位で紹介されていました。90年代当時実物のTシャツを見たことがあったので、そのTシャツが紹介されていた時は違和感がありましたが、その様なこともあるので、是非本物を見抜く目を養ってもらいたいと思います。