早いもので今年も終わりが近付き、2025年も最後の紹介になりました。
今回はウールシャツです。
No.523 Pendleton woolシャツ
それでは、なるべく詳しくデティールを見ていきましょう。
正面

背面

内側
ボタン裏、ボタンホールは裏地付き

ポケット
柄が丁寧に合わせてありパッと見どこにポケットがあるか分かりません。

ボタン

袖表

袖裏

袖 内側

襟

襟タグ
米国製
100% virginwool

dry cleanタグ

authentic boyd tartan

「authentic Boyd tartan」は、スコットランドのボイド氏族(Clan Boyd)に公式に登録された伝統的なタータン柄を指します。
その意味と特徴は以下の通りです。
意味と歴史的背景
氏族の象徴: ボイドタータンは、数百年以上の歴史を持つスコットランドの古い氏族であるボイド家の伝統とアイデンティティを表すものです。
名前の由来: 「ボイド (Boyd)」という名前は、スコットランド・ゲール語で「公平な」または「黄色い」を意味する「buidhe」に由来するとされています。
歴史的意義: ボイド氏族はスコットランド独立戦争でロバート・ザ・ブルース王を支持して貢献し、15世紀には政治的に重要な地位を占めるなど、スコットランドの歴史において重要な役割を果たしました。
デザインの由来: このタータンは、1956年にボイド氏族の代表であるキルマーノック卿のためにデザインされました。赤色の部分は「ヘイ・リース タータン」から、緑色の縞模様は「ハンティング・ステュワート」から要素を取り入れており、これら2つの貴族の家系との歴史的な繋がりを象徴しています。
柄の特徴と色
「オーセンティック(本物)」なボイドタータンは、通常、以下のような色と意味を持ちます。
深い青: 忠誠心と信頼を表します。
緑: エアシャー地方の肥沃な土地を表します。
赤のアクセント: 強さと勇気を象徴しています。
「オーセンティック」とは
スコットランドでは、公式なタータンは「スコットランド・タータン登記所 (The Scottish Register of Tartans)」に登録されており、この登録されたパターンに従って織られたものが「オーセンティック(本物)」と見なされます。
現代では、ボイドタータンは、氏族との繋がりを祝う人々や、スコットランドの伝統を愛する人々によって着用されています。
今回紹介するのは、wool製のPendletonシャツ。
ウールシャツと聞くと、どうしても気になるのが虫食いですが、この個体はほぼデッドストックと言っていいコンディション。虫食いは一切見当たらず、保存状態の良さが際立っています。
サイズはS表記ながら、ウール特有の縮みがほとんどなく、実寸はやや大きめ。古いPendletonでは珍しいポイントで、着用しやすさという意味でもかなり好印象です。
ディテールは開襟仕様。柄はシャドーチェックではありませんが、その分流行に左右されにくく、Pendletonらしい落ち着いた雰囲気を楽しめる一着だと思います。
状態の良さを決め手に、リサイクルショップで¥5,500で購入。
ウールシャツでここまでコンディションの良い個体にこの価格で出会えるのは、正直かなりラッキーでした。
それでは皆さま、本年も当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。
来年も引き続き、レギュラーモノからヴィンテージ、そして少しクセのある変わり種まで、思わず手に取りたくなるような面白い逸品を紹介していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年をお迎えください。