今回もCAPです。
No.558 STARTER New Orleans Saints CAP
それでは、なるべく詳しくデティールをみていきましょう。
正面

左側

右側

後

内側 前

内側 後

内側タグ
ドミニカ製
55.8cm〜61.5cmとなりますが、そんなに大きくありません。57cm〜58cmと言った感覚です。

90年代、あの頃のストリートやスポーツアパレルシーンを覚えている方はいるでしょうか。
今でこそストリートのキャップと言えば「New Era(ニューエラ)」が圧倒的なシェアを誇っていますが、当時は状況が全く違いました。New Eraを着用している人は今よりもずっと少なく、ごく少数派のコアな存在だったのです。
当時の感覚で言うなら、まさに「MLBのNew Era、NFLのSTARTER(スターター)」。
そう、NFLのキャップと言えば、何と言ってもSTARTERの時代でした。そんな中、私が愛用していたのがSTARTER製のサイズ調整がない(アジャスターなしの)キャップ。頭にジャストフィットするあの独特のホールド感とシルエットが、たまらなく格好良かったのを覚えています。
そして当時のNFLアパレル(NFL wear)を語る上で、STARTERと並び絶対に外せないのが「LOGO7(ロゴ・セブン)」です。
今ではだいぶ控えめなメーカーになってしまいましたが、当時はSTARTERと並び、間違いなくストリートの「2大巨塔」として君臨していました。
今やストリートを独占しているNew Eraですが、当時は「MLBのNew Era、NFLのSTARTER」という明確な住み分けがあり、そこにLOGO7が食い込んでいた。あの頃のスポーツアパレルが持っていたバチバチの熱量が、今でも無性に恋しくなります。
1. STARTER(スターター)の現在
現在もブランドとして健在。90sレトロとして再ブレイク中!
・状況:90年代後半にスポーツライセンスの競争激化で一度破産(1999年)を経験しました。その後、大手ブランド管理会社に買収され、現在はアパレル大手の「G-IIIアパレルグループ」などが運営しています。
・今の姿:かつての「サテンジャケット」やスポーツウェアが、90年代リバイバル(ノスタルジー)の波に乗って再び大人気となっています。人気ストリートブランド(RhudeやPalaceなど)とのコラボを次々と発表しており、今でも現役のストリートブランドとして若い世代からも支持を集めています。
2. LOGO7(ロゴ・セブン)の現在
2000年代に完全消滅。現在は「ヴィンテージ市場の主役」に。
・状況:90年代半ばに「Logo Athletic(ロゴ・アスレチック)」へと社名を変更し、さらに勢力を伸ばそうとしました。しかし、90年代末にナイキなどの大手やストリートブランドの台頭に押され、経営難に陥ります。
・今の姿:2000年代初頭にスポーツ大手の「Reebok(リーボック)」にライセンスや商標権を買い取られた後、ブランドとしては完全に消滅(生産終了)しました。そのため、現在新品を手に入れることは不可能です。しかし、近年の90s古着ブーム・スナップバックキャップの流行により、当時の「LOGO7」のアイテムは古着市場やオークションで激レアなコレクターズアイテムとして高値で取引されています。
★あれから約30年。2大巨塔の「今」はどうなった?
当時あんなにストリートを賑わせた2つのブランドですが、実は現在の明暗はくっきりと分かれています。
・まず、NFLキャップの代名詞だったSTARTERは、今でも健在です!90年代カルチャーのリバイバルブームに乗り、当時のサテンジャケットやキャップが復刻され、最新のストリートブランドとのコラボなどで再び脚光を浴びています。
・一方で、もう一つの巨塔だったLOGO7は、残念ながら2000年代初頭にブランドとしては完全に消滅してしまいました。今や新品を店で買うことはできません。しかし、だからこそ当時のLOGO7のキャップやスウェットは、今や古着市場で「90sの幻の激レアヴィンテージ」としてコレクターの間で高値で取引されています。
・現役として進化を続けるSTARTERと、ヴィンテージとして伝説になったLOGO7。形は違えど、あの頃私たちが熱狂した2大ブランドの魅力は、30年経った今でも色褪せていません。