今回は久々の比較です。
80年代505の赤タブとオレンジタブがあったので仕様の違いを比較したいと思います。
まず、タブ
左オレンジタブ 右赤タブ
紙パッチ
上赤タブ 赤印刷
下オレンジタブ 茶印刷
コインポケット
左オレンジタブ1リベット 右赤タブ2リベット
ポケット中の仕上げ
オレンジタブはインターロック仕上でコインポケットのリベットは外側のみ
赤タブは返し縫いの仕様でコインポケットもしっかり縫い付け、リベットも両側付いています。
フロントポケット
コインポケットの反対側
オレンジタブはデニム生地を返して縫ってあります。
赤タブはスレーキを返し縫いにしています。
クインチ(脇縫い)
オレンジタブは無し
赤タブは有り
スレーキ
オレンジタブ
インターロック仕上げ
拡大 外側をロックミシンで仕上げあります。
赤タブ
袋縫い
一度ミシンで縫ったものをひっくり返してまた仕上げてあります。
ボトム
左赤タブ 右オレンジタブ
今回はどちらもインターロック仕上げですが、赤タブの505は脇割仕様も存在します。
オレンジタブは脇割はありません。
今回の505ではありませんでしたが、オレンジタブはベルトループが7本仕様になっています。
赤タブはライン7の1本針縫い
オレンジタブはライン8の2本針縫い
作業効率が良いのはライン8の2本針縫いです。なので、オレンジタブは廉価版と言われることもあります。実際当時の価格はオレンジタブの方が安かったらしいです。廉価版だから色落ちが悪いかというとそんなことはなく、80年代のオレンジタブは良い色落ちをする印象をもっています。
個人的には赤タブは作業着寄り、オレンジタブはファッション着寄りと言う印象です。
501→505→509→519→646
右に行くほどファッション性の強い品番となり、646になると紙パッチもありません。逆に501は作業着の要素が強く、オレンジタブは存在しません。