現行と旧品MADE IN THE USA の比較をしたいと思います。
私が所有しているMADE IN THE USAですが、品番で言うと、
00501-2456 現行品 bigE セルビッジ付き リジット
00501-2455 旧品 スモールe セルビッジ付き USED加工
00501-2453 旧品 スモールe 脇割 ワンウォッシュ
です。
旧品と現行品では生地の生産地が変わっています。
旧品 CONE DENIM ホワイトオーク工場
現行品 生産地? 現行品の生産地は不明ですが、米国製でないことは確かです。(インド・アルビンドor日本・カイハラの生地でしょうか)
縫製は一応米国製でどちらのタグにも米国製の文字があります。ホワイトオーク生地はエルパソ工場だそうです。どちらもトップボタンの刻印が5115になっているので、どちらもエルパソ工場なのでしょうか?
ただ、トップボタンがどちらも5115ですが、縫製の仕様が変わっています。
では、ディテールの違いをなるべく詳しく見てみましょう。
革パッチ
仕様が変更
上 ホワイトオーク
中 bigE
下 ホワイトオーク
bigEの方が作りが細かく、ホワイトオークは簡素化されたパッチです
ベルトループ
カンヌキの仕様が変更
コインポケット
形状が変更
ホワイトオーク
三角、テーパー強め
bigE
四角、ストレート
クインチ
リベット
違いはなさそう
タブ
スモールe
bigE
バックポケット
形状が変更
アーキュエイトステッチ
どちらも同じ
トップボタン
違いはなさそう
ステッチの色使いが違います。
bigEは1色ですが、
ホワイトオークはイエローステッチと2色使い
トップボタン刻印
Vステッチはどちらも同じ
bigE 5115
ホワイトオーク 5115
トップボタンの刻印はどちらも5115です。
最近販売されているMADE IN THE USAは5244の刻印です。工場が変更になっているみたいです。
生産年が違います。
bigE
2018年8月製造
ホワイトオーク
2017年10月製造
内タグはどちらも同じ
bigE
ホワイトオーク
スレーキ ギャランティー
若干違いがあります
bigE
ギャランティー +
501とLEVI'S PREMIUM
ホワイトオーク
ギャランティーのみ
ボトム
ホワイトオークの方が目が細かく詰まった印象
bigEは比べるとピッチが広く間隔が空いている印象
セルビッジ
ホワイトオークの方が白い部分が広い
bigEは白い部分が狭くレプリカっぽい印象
インシーム内側
ホワイトオークの方がピッチが細かい
インシーム外側
こちらもクインチと同様
ピッチが違います。
こうして比べるとやはりホワイトオークの501の方が良いものだと感じてしまいます。
ただ、bigEもそんなに悪いものではありません。
90年代の米国製レギュラー501の評判は当時、あまり良いものではなく、66の後期モデルと言われるセルビッジ付き501以降のモデルはずっとあまり評価されていませんでした。
しかし、最近この90'S レギュラー501の評価が見直されています。もう生産されていませんし、今後もタマ数が劇的に増えることもありません。当時は駄作だと言われていましたが、今となっては、非常に魅力的なジーンズだと思います。
そんな意味でこのMADE IN THE USAのbigEも米国製の14ozデニムには魅力があると思います。
501好きな方であれば、まだ生産されている今のうちに1本は持っていても損はしないものだと感じます。